子どもを出産してからも、私は正社員として仕事を続けてきました。
保育園に預けながらの共働きの日々。
それでも「母としても、社会人としても頑張りたい!」という思いが強かったんです。
でも現実は――想像以上にハードでした。
特にきつかったのは、片道1時間半の通勤。
朝は早くに起きて、子どもを急かしながら支度をして、保育園に送り届け、そこから満員電車で職場へ向かう生活。
仕事が終わって保育園にお迎えに行く頃には、ヘトヘトでした。
私は、仕事と子育ての両立に悩み続け、最終的に退職という選択をしました。
辞めた当初は「本当にこれでよかったのかな?」と不安になることもありました。
でも今は、心から「仕事を辞めてよかった」と思っています。
今回は、私自身の体験をもとに、「退職してよかった」と感じるようになった6つの理由をご紹介します。
1. 子どもとしっかり向き合える時間が増えた
仕事をしていた頃の平日は、朝は保育園に送り届け、夜はバタバタと夕食・お風呂・寝かしつけ。

一日があっという間に終わってしまい、「子どもとの時間」はあるようで、実はほとんど取れていませんでした。
退職後は、朝ゆっくり一緒に朝食をとり、手をつないで登園したり、帰りには公園で遊んだり…
“ただ一緒に過ごす時間”を持てるようになったことが、何よりうれしい変化です。
平日習い事ができるから土日はしっかり家族で遊べる
そして、もう一つの大きな変化が習い事への取り組み。
今はスイミングを習わせているのですが、平日にも送迎ができるようになり、混雑を避けた時間帯に通えるのも助かっています。
また、我が子はまだ文字を書くのがちょっと苦手なので、週に数回、一緒にひらがなの練習をする時間もつくっています。
ワークブックに「がんばったね」と花マルをつけると、本当にうれしそうに笑ってくれます。

一緒に何かに取り組んで、少しずつ「できる!」を増やしていける時間。
一緒に過ごす時間が増えたことで、子どもの小さな変化にも気づきやすくなりました。
「昨日よりも、ちょっとだけ言葉が増えてる」「こんな遊びもできるようになったんだ」仕事をしていた頃は見逃していた成長を、今はしっかり見守れています。
そして、平日のうちに家事や子どもの習い事を済ませておけるので、休日はまるごと“家族全員で過ごす時間”として充てられるようになりました。
「土日にまとめて買い出し」「掃除や洗濯、たまった家事に追われる」という日々でした。
思いっきり遊びに出かけたり、趣味の家族キャンプを楽しんだり、家族で楽しむ休日を心から味わえるようになりました。
日常の中に、心のゆとりと笑顔が生まれました。
これは、働きながらではなかなか取れなかった、かけがえのない時間です。
2. 保育園から幼稚園へ転園。教育面でのメリットを実感
退職したことで、保育園から幼稚園への転園が可能になりました。
保育園はとても温かく、集団生活の中でたくさんの経験をさせてもらい感謝しかありません。
でも、幼稚園に転園してまず驚いたのは、毎日のカリキュラムの充実ぶりでした。
たとえば、我が子の通う幼稚園では…
- 月に一度、ALT(外国人講師)による英語レッスンが実施されており、ゲームや歌、会話を通して自然な英語に触れる機会があります。
まだ小さな子どもでも、英語の挨拶や簡単なフレーズがスッと身についていてびっくり。 - 畑での野菜作りにも力を入れており、種まきから水やり、収穫、そして調理体験までを一貫して行うんです。
たとえば「玉ねぎ・にんじん・じゃがいもを育てて、カレーを作ろう!」というような活動があり、自然や食への興味・関心を育てる素晴らしい取り組みだと感じました。 - 音楽やリトミック、絵画などの感性を育てる活動も豊富で、日々の園生活の中で「学び」と「遊び」がしっかり両立されているのが伝わってきます。
こうした経験を通して、子ども自身も「やってみたい!」「できた!」という自信を育んでいるのが目に見えてわかります。
また、先生や園のママ友との関わりも濃く、家庭との連携も取りやすいのが大きな魅力です。
この「転園」という変化も、退職したからこそ実現できたものでした。
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